(株)大原計機製作所(東京都荒川区東日暮里6−54−1、電話03−3891−0284、大原芳房社長)は、ひょう量1000kgで目量2g、または5000kgで10gと、超精密な大型台はかりを開発した。価格はひょう量1000kgまでの機種が約1000万円、5000kgまでのものが約 3000万円。受注対応で、最大5万kgまで供給できる。
同台はかりは、実用基準分銅の校正用として開発された計量器.同社の計量器製造技術と最新式電気変換技術の融合により完成した。 分銅の校正のみならず、高精度を要する薬品の調合の重量センサとして、鋼材の重量計測に、タンクスケールとしてなど、応用が可能。
構造は、被計量物を載せる槓桿式積載台と、荷重−電気信号変換器、重量を演算表示する表示部で構成されている。槓桿式積載台の重点部は二重環構造(遥動式)で、載台部の揺れを吸収し高精度を保持できるよう考慮されている。荷重−電気信号変換部は、ハイブリッド型重量級電子天びんを採用。高精度重量信号を出力する。この信号を受け実計量値にPLCで演算し、タッチパネルに表示する。
【ひょう量/精密目量/標準目量】▽1000kg/2g(表示精度50万分の1)/5g(表示精度20万分の1)▽5000kg/10g(表示精度50万分の1)/20g(表示精度25万分の1)
【精度(質量コンパレータとしての再現性/計量器としての精度)】▽1000kg用=プラスマイナス2g/プラスマイナス5g▽5000kg用=プラスマイナス10g/プラスマイナス20g
【主な仕様】▽計量装置=ハイブリッド型重量級天びん(61kg/0.1g)、▽表示装置=演算部:天びん出力(RS232C)をPLCで重量演算▽表示器=タッチパネル式表示器▽緩衝装置=緩衝ゴム板(1000kgのみ) |